無題



誰にでもきっと、悔やんでもどうしようもない過去の思い出ってありますよね。

なんとも言えないあの感情に誰か名前を付けてくれないですかね。



ふとした瞬間に風が運んできた懐かしい匂いに想いを馳せたり、

忘れようとしても忘れさせてくれない思い出の道や場所とか。


季節が巡ってくるたびに心に刻まれた記憶が蘇ってきたり、

目を瞑ると浮かんでくるあの笑顔だったり、泣き顔だったり。



人間って不思議だね。



私たちは未来を生きていくために過去を経験しますよね。

そのたくさんの経験で触れた感情や記憶たちが 今の自分、そして未来の自分になっていく。



そんな人生の中で、

あの日こうしてればよかったな。

あの時あとほんの少しでも素直になれていたらな...

なんていう後悔の記憶ってありませんか?




どれだけ反省しても、 次こそは!!って思っても、いざとなると勇気が出せなかったり素直になれなかったり...



言葉って伝えられるうちにちゃんと相手に伝えないといけないんです。

明日でいいや、次会った時でいいや。じゃ、ダメなの。


大切な人には会える時に会っておかないといけないし、言葉が交わせるうちにちゃんと想いを伝えておかないと。




でも神様は 

「そんな後悔も今後の未来に必要な感情なんですよ」 

なんて言わんばかりに容赦なくあらゆる感情に触れさせてきますよね。



きっと何1つ後悔のない人生を送れる人なんてほとんどいないと思います。



それでも出来る限り後悔はしたくないし、経験した後悔を次に活かそうって頑張りますよね、人間って。




そんな人間のいろんな感情を詩にしてみました。



きっとこの歌詞の受け取り方は聞いてくれる人の数だけあるんだろうなと思うしどの1行があなたに刺さるのかもわからない。

もしかしたらどの一文も刺さらない人もいるかもしれない。



けど、そんな人にもこの曲を聴いてくれたことによって出会った 何かしらの感情 があるのであれば、その感情が未来のあなたのほんの1部にでもなれたら私は嬉しいです。




歌詞の最後  "今を愛する" と雨夜の星に誓いますよね。



雨夜の星=雨雲に隠れて見えない星



せっかく人間という感情を持った生き物として生を受けたのだから、目に見えるものだけに囚われず、目に見えないものにも全てに 愛 を持って生きていきたいな、なんて思ったり。




今、愛を注げる人がいるなら、注ぎたいと思える人がいるなら、注げることができるのであれば、 "今" 在るものにあの頃は出来なかった過去の分まで 愛を注いでほしい。

 


後悔よりも、今を生きてほしい という、そういう意味を込めてのラストの歌詞です。



長い人生の中で、 感情なんてなければいいのに  なんて思う日もあるかもしれません。

でも、感情があるからこそ生まれる愛を大切にしていきたいですね。






響子。



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